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2026-08-09

【Excel VBA×Selenium】ヨドバシ.comの商品情報を自動スクレイピングし新着商品をメール通知するマクロ

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ヨドバシ.comの商品をカテゴリ単位で毎日自動巡回!
新着商品だけをメールで即座に通知するExcel VBA×Seleniumツールの開発事例

こんにちは!

「競合他社や取引先がヨドバシ.comに新しい商品を出品していないか、毎日手動でチェックしている…」
「数十カテゴリの商品一覧を1ページずつ開いて、前日と見比べながら新着商品を探す作業に何時間もかかっている…」
「新着商品を見落として対応が遅れ、競合に先を越されてしまうことがある…」

EC事業者や小売業の商品企画・マーケティング担当者であれば、こうしたヨドバシ.comの商品動向チェック業務に心当たりがあるのではないでしょうか。

今回は、日用品の卸売業を営むクライアント様からのご依頼で、ヨドバシ.comの指定カテゴリを毎日自動巡回し、商品名・URL・価格・販売状況を一括取得してCSV出力→前日データとの差分比較で新着商品だけを抽出→Outlookメールで担当者に自動通知するExcel VBA×Seleniumマクロを開発した事例をご紹介します。

導入前は、担当者が毎朝ヨドバシ.comの該当カテゴリページを1つずつブラウザで開き、商品名と価格をメモしながら前日の記録と見比べ、新着商品があれば社内チャットで共有するという作業を行っていました。カテゴリ数が増えるにつれ、この確認作業だけで毎日1〜2時間を要するようになり、見落としによる機会損失も発生していました。

処理実行画面
VBAマクロの設定画面:監視対象カテゴリの一覧やメール配信先、除外条件をExcelシート上で簡単に管理

自動化ツールの処理フローと主な機能

処理フロー図
ヨドバシ.comへのアクセスからCSV出力・メール通知までの処理フロー全体像

Excelシート上での監視設定管理

ツールの設定は、すべてExcelの「ヨドバシ」シート上で管理する設計となっています。専門的な知識は一切不要で、以下の項目をセルに入力するだけで監視対象を自由にカスタマイズできます。

監視カテゴリ: ヨドバシ.comのカテゴリページURLを一覧で登録。洗剤、トイレットペーパー、柔軟剤など、チェックしたいカテゴリを何件でも追加可能です。

メール配信先: 新着商品の通知メールを送信する宛先メールアドレスを指定します。

除外カテゴリ: スクレイピング対象から除外したいサブカテゴリを指定できます。不要なカテゴリの商品を自動的にスキップすることで、必要な商品データだけを効率的に収集します。

商品上限値: カテゴリ内の商品数がこの上限値を超えた場合、さらにサブカテゴリに分割して巡回する閾値を設定します。これにより、商品数が膨大なカテゴリでも取りこぼしなく全商品をスクレイピングできます。

Selenium WebDriverによるヨドバシ.comの自動巡回

マクロを実行すると、SeleniumBasicライブラリを経由してChromeブラウザが自動起動し、登録済みの各カテゴリURLに順次アクセスします。

ChromeDriverの自動更新: マクロ実行時にChromeブラウザのバージョンを自動検出し、対応するChromeDriverを自動ダウンロード・配置する機能を搭載しています。Chrome更新後にドライバーの不一致でツールが動かなくなるトラブルを未然に防ぎます。

カテゴリの再帰的な自動探索: 指定カテゴリ内の商品数が設定した上限値を超える場合、そのカテゴリ配下のサブカテゴリリンクを自動検出し、新しいタブで各サブカテゴリを個別に巡回します。これにより、ヨドバシ.comの1ページあたり表示上限(最大36件×複数ページ)を超える大量カテゴリでも、すべての商品を漏れなく取得できる設計となっています。

ページネーションの自動処理: 各カテゴリページで「次へ」ボタンが存在する限り、自動的にクリックして全ページを巡回します。ページ遷移後は商品リストの読み込み完了を確認してからデータ取得を開始するため、読み込み途中の不完全なデータを取得してしまうリスクを排除しています。

ヨドバシ.comの商品一覧画面
ヨドバシ.comのカテゴリ別商品一覧からデータを自動取得するイメージ

商品データの自動抽出とCSV出力

各商品について、以下の情報をWebページのHTML構造から自動的に抽出し、CSVテンプレートシートに書き込みます。

品名: 商品の正式名称(改行を含む長い商品名も自動的にスペースに変換して1行に整形)

URL: 商品の個別ページURL(クリックするだけで該当商品ページに直接アクセス可能)

価格: 販売価格(数値のみを抽出し、「¥」や「,」などの記号を除去した純粋な数値データ)

特定メーカー判定: 商品が指定した特定メーカーのブランドかどうかを自動判定し、該当する場合は「1」をフラグとして記録。注目メーカーの動向を追跡する際に活用できます。

販売休止区分: 「販売終了しました」「販売休止」などの表示を自動検出し、販売状態を記録。在庫切れや取扱い終了商品を即座に把握できます。

抽出対象の選別も自動化されており、「販売終了」かつ「販売休止」でない商品、つまり現在購入可能な商品のみを対象としてデータを収集します。不要な商品データの混入を防ぐフィルタリング処理が組み込まれています。

処理完了後、すべての取得データを日付付きのCSVファイル(例:20240903_yodo.csv)として自動保存します。

CSV出力データ
出力されるCSVデータ:品名・URL・価格・特定メーカー判定・販売休止区分を一覧で確認可能

前日データとの差分比較による新着商品の自動検出

当日のスクレイピング完了後、マクロは自動的に前日のCSVファイル(例:前日が9月2日なら20240902_yodo.csv)を同じフォルダ内から検索・読み込みます。

当日取得した全商品のURLと前日データの全商品のURLを1件ずつ突合し、前日データに存在しないURL=新着商品として自動判定します。新着商品のみを別途ワークブックに転記し、販売休止区分の昇順でソートして一覧化します。

前日のCSVファイルが存在しない場合(初回実行時など)は、差分比較をスキップしてCSV出力のみを行う安全設計となっています。

Outlookメールによる新着商品の自動通知

差分比較の結果に基づいて、VBAマクロがMicrosoft Outlookを自動操作し、担当者宛にメールを送信します。

新着商品がある場合: 新着商品をカテゴリ(販売休止区分)ごとにグループ化し、各商品の品名・URL・価格・特定メーカー判定・販売状況をパイプ区切り(|)のテキスト形式で一覧表示したメールを送信します。カテゴリが切り替わるタイミングでヘッダー行が自動挿入されるため、大量の新着商品があっても視認性が確保されます。

新着商品がない場合: 「新規の販売終了商品はありませんでした」というメッセージを送信し、正常に監視が完了したことを報告します。

エラーログの自動添付: スクレイピング中にカテゴリの探索でエラーが発生した場合、エラー内容(カテゴリ名・URL)をメール本文末尾に自動追記します。どのカテゴリで問題が発生したかをメールだけで即座に把握できます。

さらに、当日取得した全商品データのCSVファイルがメールの添付ファイルとして自動的に添付されるため、受信者はメール1通で新着商品の確認とCSVデータの入手を同時に完了できます。

メール通知イメージ
Outlookで自動送信される新着商品通知メール:CSVファイルも自動添付

タスクスケジューラ連携による完全自動運用

Excel VBAマクロの実行は、VBScript(.vbs)ファイルとWindowsタスクスケジューラを組み合わせることで、毎日決まった時間に完全自動で実行する運用が可能です。

具体的には、VBScriptがExcelアプリケーションを起動→対象xlsmファイルを開く→マクロを実行→完了後にExcelを自動終了する一連の流れを制御します。タスクスケジューラに登録すれば、PCの前に座っていなくても毎朝自動的にヨドバシ.comを巡回し、出勤時にはメールで新着情報が届いている状態を実現できます。

導入効果:商品動向の把握を劇的に効率化

毎日1〜2時間の手動チェックを完全に撤廃

これまで担当者が毎朝ブラウザで行っていた「カテゴリページを1つずつ開く→前日の記録と見比べる→新着商品をメモする」という一連の作業が、タスクスケジューラによる自動実行で人手ゼロで完了するようになりました。出勤時にメールを確認するだけで、新着商品の有無と詳細が即座に把握できます。

新着商品の見落としリスクをゼロに

URLベースの厳密な突合処理により、前日には存在しなかった商品を確実に検出します。手動チェックでは避けられなかった「ページの見落とし」「カテゴリの巡回漏れ」「似た商品名の見間違い」といったヒューマンエラーが完全に解消されました。

特定メーカーの動向を即座に追跡

特定メーカーブランドの自動判定機能により、注目メーカーの新商品投入や価格変更の動向をリアルタイムで追跡できます。競合他社の動きをいち早く察知し、自社の価格戦略や品揃え戦略に迅速に反映することが可能になりました。

販売休止・終了商品の変動を自動監視

商品の販売状態(販売終了・販売休止)を日次で記録しているため、「昨日まで販売されていた商品が今日から販売休止になった」といった在庫変動を自動的に捕捉できます。仕入れ先の在庫状況をリアルタイムに把握し、代替商品の手配を先回りで行えるようになりました。

属人化の解消と運用の安定化

ツールの運用はタスクスケジューラに登録するだけであり、日常的な操作は一切不要です。監視カテゴリの追加・変更もExcelシートのセルを編集するだけの簡単操作で対応でき、IT部門への依頼なしに現場担当者自身がメンテナンスできます。ChromeDriverの自動更新機能により、Chrome更新後の動作不良という運用上の最大リスクも排除しています。

開発費用と費用対効果

今回のような「ヨドバシ.comの指定カテゴリ自動巡回・商品データスクレイピング・前日差分比較・新着商品のメール自動通知・CSV出力・タスクスケジューラ連携」を一貫して行うExcel VBA×Seleniumマクロの開発費用は、およそ20,000円〜30,000円ほどです。

このツールは、日次で発生する以下のコストを大幅に削減します。

  • 手動チェック工数の削減:毎日1〜2時間の商品確認作業を完全自動化
  • 見落としによる機会損失の防止:新着商品の検出漏れをゼロに
  • 競合対応スピードの向上:商品動向の把握から社内共有までをリアルタイム化
  • 担当者の業務集中度向上:ルーティン作業から解放し、分析・企画業務に専念

導入後わずか数日で投資回収が見込める、EC事業者・小売業の商品リサーチ業務に特化した費用対効果の高いソリューションです。

このようなお悩みをお持ちの企業様におすすめです

  • ヨドバシ.comやその他ECサイトの商品情報を毎日手動でチェックしている
  • 競合他社や取引先メーカーの新商品投入を素早く察知したい
  • 複数カテゴリの商品価格や在庫状況を定点観測したい
  • 商品データのCSV化を手作業で行っており、入力ミスや漏れが発生している
  • 担当者の異動や退職で商品チェック業務が滞るリスクを抱えている

ヨドバシ.comをはじめとするECサイトの商品監視業務でお困りのことがあれば、どんな小さなことでも構いませんので、ぜひお気軽にご相談ください。
貴社の業務フローに最適なスクレイピング自動化ソリューションをご提案いたします。

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